2008/05/16

まちまち感。

 おはようございます。15日のニューヨーク外国為替市場でドルは対ユーロなどで底堅い一方、円に対しては上値が重め。1ドル=104円台半ば―後半での値動きです。ユーロ・ドルなどの下げにクロスが付き合っているせいか、米株高ではありますが円安ともドル高とも言い切れない状況になっています。

 15日発表になった欧米景気指標ではユーロ圏の域内総生産などがユーロにポジティブ材料になったわけですが、この先どうなるという展望を示すものではなく、徐々に「過去の数値かなぁ」とのムードに。一方、米国もフィラデルフィア連銀の5月景気指数は改善しましたけれども、4月の鉱工業生産指数や前週の新規失業保険申請件数、5月のニューヨーク連銀景気指数は今ひとつです。

 原油相場の調整継続、米株式相場の上昇、ドル高、というパスはあるのかもしれませんが、最終的には強弱材料が打ち消し合った感じですね。

 短期スタンス勢が週末接近で持ち高整理に動いたという面もあるでしょう。

 ちなみに長期の参加者は投機筋などがそうですが、6月の中間決算期末の接近で金融機関が新規融資を絞っているため、なかなか思い切ったポジションをとれません。現時点では調整的にドルを買い戻すことでドルの下支え役にはなっても、新規のドル買いなり円売りなりで基調転換・形成に一役買うということもない。

 引き続きネタ待ちになりましょう。

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2008/05/15

ドル買い一服も。

 おはようございます。14日のニューヨーク外国為替市場ではドル買いに一服感があり、各通貨とも対ドル相場は日通し安値からやや値を戻しています。14日発表の4月の米消費者物価指数が市場の想定ほどには上昇しなかったことなどを受けたもので、ドル・円は高値1ドル=105円40銭台に対して現在は105円を若干上回る水準です。

 とはいえ、ドル売りが広がるというほどでもありません。円絡みでは米物価安定が株高を誘い、円の重しになった面もあります。この辺はなかなか。

 本日は米経済指標の発表が続く中、ドル全体のセンチメントと株価動向をにらんでというパターンも継続すると見られます。引き続きよろしくお願いいたします。

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2008/05/14

路傍にて。

 このところ夕刻に出歩くことが多く、相場ウオッチも途切れがち。現在も某所でノートPCを打ったりしていますが、ちょっと眺めてみると・・・。

 今度は円売りの様相も戻ってきてますか。

 ドル高の地合いも継続中で、ドル・円は1ドル=105円台半ばまで上昇しました。

 週初の参加者予想から見ると隔世の感(私のリポート予想レンジも外れた、ということにはあえて踏み込みません)がありますけれども。

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ドル買い優位。

 日本時間14日午後の外国為替市場ではドル買いが優勢。対円では1ドル=105円台に乗せました。欧州勢は例の米金融政策ネタで動いているもようで、かなりまとまった規模の取引がありました。
 同じインフレなら英中銀だって・・・といって英ポンド・ドルを買っている人は目立ちませんね。

 昨日のリポートではそれでも利下げはやる、との見方が多かった点、紹介しましたが、エコノミストの中にも「とはいっても英財務相にあまりに早い段階で反省文を送るのはなぁ」との声もあり。キング総裁もきょうの物価報告で6月利下げ論を却下するようなコメントをするかもしれません。

 そうなった場合の評価は難しいでしょうが、物価高で利下げできず、景気がダメージを受ければ不況+インフレという話にもなりかねませんからドルのほうがマシとはいえるのですが。
 もっともポンドは対円、対ユーロでは下げてませんので、輸入インフレの観点からは引き続き「ほっと一息」、かもです。

 私見では、ここまでくると英国の消費者物価指数が前年同月比で中銀目標を超えるのはほぼ確実で、米国で似たような状態にもかかわらず利下げが断行されたことや豪州が利上げを我慢していることなどを考えれば、あくまで「優先順位の問題」に過ぎないのではないかとも映ります。

 確か、反省文はそう何回も提出しなくてよかったはずですけどね。

※「反省文」とは中銀の財務相あて説明書簡のことで、多少のマーケット的皮肉が込められていますが、個人的な他意はありません。

 

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米利上げ観測。

 おはようございます。13日のニューヨーク外国為替市場ではドル買いが一時膨らみ、あまり調整しないままで推移しています。米株式相場は高安まちまちで、リスク許容度への影響が限られているせいか円安の傾向は持続。ドル・円は1ドル=105円台乗せをうかがう場面がありました。13日発表の米景気指標と要人発言で当面の利下げ停止観測が強まったためです。

 さらにドル金利先物は年内の金利引き上げがあり得べしとの水準になっています。

 4月の米小売売上高はそう悪くない、輸入物価は高い。某地区連銀総裁は市場の利上げ見通しを肯定するかのようなコメントを残した――。こんなところでしょうか。

 といってもまぁ、じゃあドル楽観論を残せるほどのネタか、というとなかなか難しい面も。インフレは別に通貨の買い材料ではありませんから、ドル売りでのめっていた参加者は討ち死にしたにせよ、ここからドル高傾向を形成するのは危うさがつきまとう。

 4月の英消費者物価指数(CPI)が急上昇したことが判明したさいにも似たような感想を持った人は少なくないと思いますが、金融政策の機動性を損なうという点で果たしてどうなのか。それでも英国は利下げするとの予測が多い現状(何せ政策金利は5%もある)を見ても物価上昇にプラスイメージを持ち過ぎることはリスキーかも。

 本日は英中銀イングランド銀行発表の四半期物価報告や4月の米CPIなどが焦点です。ドル、英ポンド、それぞれの地合いは如何。引き続きよろしくお願い申し上げます。

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2008/05/13

豊川某氏風。

 おはようございます。12日のニューヨーク外国為替市場では日米欧の株高などを受けた円安の様相が続く一方、リスク許容度の持ち直しが米景気テーマのドル売りにつながった面もあってまたもや「いつか来た道」。

 ドル・円は欧州の取引時間帯に1ドル=104円台まで切り返した後、103円台後半でもみ合っています。豊川某氏の殺虫剤のコマーシャル的に言えば「どちらにすればええんやぁーー」となりそうですが、円絡みは金利水準の関係で平時はどうしてもドル売りに遅れをとります。 

 ドル買いの場合にはそうでもないですが、クロス円が先に沈めば出遅れますから、なかなか方向性が見出しづらい。

 「他者依存相場」と申しますかね。

 本日以降は米景気指標の発表が増えてまいりますので、株価をにらみながらそれなりに神経質に上下するかもしれません。引き続きよろしくお願い申し上げます。

※しばらく誤字修正が反映されずに見苦しい箇所がありました。申し訳ありません。 

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2008/05/12

偏り過ぎれば。

 日本時間12日の外国為替市場ではそろり円買い、ドル売りで始まったものの、その後は円売り、ドル買い。ここにきて欧州通貨などが値を戻したほか、オーストラリア(豪)ドルにしっかり感が出ています。ドル・円は円安の様相で一時1ドル=104円ちょうどに接近しました。

 日本の株価の肩透かし、日本の輸入企業の円売り、欧州株相場の底堅さ、日銀総裁の低金利維持を示唆したとも受け取れるコメント、中国での大地震、英卸売物価・・・などなどを講釈として述べていく相場なんでしょうが、端的に言えば「事前に仕込み過ぎ」。長期マネーなどが材料待ちで比較的おとなしい中で短期スタンスの参加者の持ち高が偏ってしまうと得てして反動が起こります。

 テクニカル的に逆張りするパワープレーヤーもいますしね。

 

 

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打診から。

 おはようございます。週明け12日の外国為替市場では心持ちドルの押し目買いが入っていますけれども、総じて打診売買の範囲。方向感が出るほどではありません。ドル・円は1ドル=103円ちょうど挟みです。

 本日は日本やアジアの株価をにらんだ動きが引き続き見られそうですけれども、本丸米国で経済指標の発表が多いですからデイトレ組以外はあまり焦らないのかなと。なお、日銀の白川方明総裁は東京都内で講演する予定です。

 引き続きよろしくお願い申し上げます。

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2008/05/10

相対的評価の限界。

 おはようございます。9日のニューヨーク外国為替市場では円高・ドル安の空気が残っており、ドル・円は1ドル=102円台からなかなか浮上できずにいます。米貿易収支などを受けた「アヤ」が生じたことから日欧市場のような動意が起きているわけではありませんけれども、米国株相場が某大手保険グループの赤字決算などをベースに下げているので、なかなか。

 思惑先行や相対評価の見直しに伴うドル安修正、あるいは株価安定下の円売り、といっても限界がある、ということでしょう。ドルも株式相場もけっこう悪材料に耐え、健闘したとはいえますけどね。

 来週はこうした「限界感」をどの程度意識していくかが焦点。米景気指標も小粒ながらそれなりの数があり、原油価格などの変化とあわせて吟味することになりそうです。引き続きよろしくお願いいたします。

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2008/05/09

微妙な立ち位置。

 おはようございます。8日のニューヨーク外国為替市場では円高・ドル安気味の地合いになっており、ドル・円は現在、1ドル=103円台後半で推移。一方で米株式相場が反発しましたのでリスク回避の円高、と突っ走るにはやや気迷い感が残ります。豪州のドルは高いですし。

 このところいじめられていた欧州通貨は英ポンドがなかなか浮上しませんがユーロとスイスフランは底堅い動き。焦点の一つだった欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁の記者会見では市場の想定ほど景気慎重論に傾斜したわけではなく、売り込み過ぎた反動も起こっております。

 シカゴ通貨先物市場の統計では先週、ユーロが既に売り持ちになっていましたから、それを考えるとリバウンドの余地はけっこうあったかと。

 本日はイベント通過後の倦怠ムードが残る中、持ち高の調整などでどの程度振れていくかあたりがポイントでしょうか。米貿易収支など長い目で見ると注視すべき材料もあります。引き続きよろしくお願いいたします。

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